Tele「あくび」歌詞

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あくび / Tele
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あくび

歌手:Tele
作詞:谷口喜多朗
作曲:谷口喜多朗

あくびの仕方があなたによく似てしまったから今は、
これを愛だと呼んでしまうと思った。
ひび割れたネイルも、着膨れたニットの毛玉とか全部、
僕だけに見せるのが嬉しくて、虚しいの。

情熱に値札を、
少年に生きた挫折を。
当面の間は独りで散歩もいけやしないな。

ねえ、きっと君は忘れてしまうだろう。
君は忘れてしまうだろう。
だから、思い出さないで。
あゝ、夜明けに淹れた微温い珈琲も、
投げつけあった花束も、どこにも無くって。

朝焼けだけが眩しい部屋で、
まだ僕は恋を待ってる。

宅配の音がようやく訪れた夜を鋭く奪って、
火傷しそうな熱さの紅茶を、無様に啜った。

幸福に順序を、
生活に秘めた理由を。
もうちょっと経ったら夢も醒めてくれるだろう。

ねえ、きっと君は笑えてしまうだろう。
全て笑えてしまうだろう。
そんな事もあったねって。
あゝ、くだらない。
ふざけた僕の自意識も、
散らかったままの部屋さえも、
思い出ですらない何かに変わって。

傷つかない理由を探すのが上手くなって、
君よりちょっと、安心したいだけなのさ。

ねえ、きっと君は忘れてしまうだろう。
君は忘れてしまうだろう。
別に、理由も特になくて。
あゝ、夜更けに詰めた代償のスーツケースが
今、どこかの路地で朝を姦しく告げるだろう。

ねえ、きっと君は忘れてしまうだろう。
君は忘れてしまうだろう。
だから、思い出さないで。
あゝ、このまま昼間に君がいなくても、
まるで問題は無いだろう、
思い出増やして。

コンロの炎はうるさく燃えあげて、
まだ僕は恋を待ってる。
ただ僕は恋を待ってる。


アルバム「「残像の愛し方、或いはそれによって産み落ちた自身の歪さを、受け入れる為に僕たちが過ごす寄る辺の無い幾つかの日々について。」」収録曲


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