ホーム > 木村徹二 > 湯の街
「苦労かけたね」ポツリと呟けば「何よ急に」と互いに照れ隠し
いつも腹にはあるけれど言葉足らずの俺だから
ここは湯の街季節が香る宿広縁に浴衣で腰掛けて同じ窓の外眺めた冬景色
若い頃には気づけなかったのさ優しさこそが男の強さだと
昔話に愚痴添えりゃ酒の肴にちょうどいい
ここは湯の街歴史が香る宿茶羽織の袖口手で押さえ注いでくれた酒続けて注ぎ返す
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