夢みたくあの頃みたく一人が怖けりゃいいな
無駄にかっこつけ頭こじらせて
進む意味さえわからない
若さゆえの力もほんの優しさも
持ち合わせていないけれど
六畳ボロアパート 絶えず紡ぎあった
今もちり一つない想いだけは消えない
叫ぶ心を知らないふりで
見過ごすほど大人ではない
永遠の命じゃないからこその
痛みを信じてみたいよ
理屈じゃ剥がせぬ笑顔
昨日より縮こまった今日は
濡れたこめかみがひどく優しい
こんな夜いらないのに
今じゃ街も変わり行き
知らないものよりも失うものが多いけれど
こどもみたくただ歩み ただ人を愛し 本当の僕と向き合えれば
また強くなれるかな
憎きあの子の嘲笑う声が
待ち望んだ船出の合図か
いつか心も時も満ち満ち
神、仏も振り向くでしょう
叫ぶ心を知らないふりで
見過ごすほど大人ではない
永遠の命じゃないからこその
痛みを信じてみたいよ
胸を張り手をほどき
この場が揺れる時
僕らの生きた「正しさ」で
運命が揺らぐのだ
少し歪な春に賭けるは今は名もなき輝きだ