斜めってると 力も長さも測りづらいから
分かりやすい 垂直や水平方向に 分解することで
複雑な形 計算できるのが 三角関数
面倒な物理は 三角関数という 寝技に持ち込め
スキーで「カラダの力抜け!」と 言われても フニャりそうで不安
玉ねぎ入ったネットみたいな 大腰筋のテンション張り
他は脱力し 玉ねぎに当たる 背骨、骨盤、大腿骨
背伸びで吊り上げ整列させ カラダを一本の棒にして
足が地面押す 垂直抗力のベクトルで 高重心でも安定
脱力なカラダ 貫く線上 重力と垂直抗力
作用線上で打消し 防いだ偶力モーメントは
等しく逆向きな 二つの力の 軸がズレると発生
カラダが回転し バランス崩し 転倒へ至る原因
リフト降りる時 スキー滑る時も 力抜き 偶力モーメントを消せ!
直滑降の威力は 運動方程式が描く
スキーの加速度(a)は 推進力(F)を体重(質量)で割れと
ニュートン(a=F÷m)
下への重力と 斜面下る力の バランス
重力と斜面のベクトルで 直角三角形 三角関数
斜面への重力に 平行か垂直な成分だけ 抜き出した
推進力(F)= 下る重力の作用(mg)×sinθから 差し引く
上る重力の反作用(≒垂直抗力mg)×cosθ×
積もる雪の動摩擦係数(μ´)なブレーキの
差分こそ スキーに働く推進力
三角関数使い オレが今からイケメンに
斜面45°(=θ)を 秒速6mずつ 加速積み上げ
5秒後時速100km オマエを掠めていくぜ
白銀のゲレンデの風になった オレの勢い思い知れ!
この世を支配する どんな複雑な物理法則の流れも
微小なベクトルに追い込み 微分し捕捉 それを足し上げて積分
全体像を把握してもなお 不明な残りは 三角関数で解き明かし
風になったオレのスピードも 微分し加速度味わえ