科戸(しなと)の風吹きゆく
提灯を揺らして
ころりと鳴る鈴の
音(ね)が頬を撫ぜた
構えた切先に
焔(ほむら)は静かに
灯(とも)すこの誓いよ
護るべき日常
解き放たれた
輪廻のサイクル
祈り 願い 託されてゆく
争いのなき
平和の明日を塞ぐ
不祥雲(ふそうぐも)を祓い 今届け
花咲ける意志
闇を裂きまほらばへ続け
うねり 鳴き
流る水のように 爆ぜる
輝ける街
清らかなこの舞と声で
今 晴れ行く三千世界
邪悪には金の懲罰を
美し御命(みこと)に誓って
景気は上々で
派手に騒ごうかい
空も星も神も
諸手(もろて)取り合って
天網恢々は
疎にして漏らさず
至宝の真髄を
欺けはしない
解き明かされた
連綿のさだめを
連れて 共に 目指す理想へ
諍いの先
再び芽吹く明日を
有象無象払い 今掴め
放たれし空
万物を統べて突き進め
天を 翔け
疾(はや)る竜のように 昇る
暗香浮動
また香り立つ春の訪れを
今 この身で 舞い奏でましょう
愛しきに寧と繁栄を
美し都に幸あれ
ひらひらと舞い踊る
皆 皆 一樹(いちじゅ)の陰
同胞(はらから) 愛すべき営みの中
使命はひとつ 戦う事 誓って
顕(あらわ)れし空
来たるべき道を切り開け
花咲ける意志
闇を裂きまほらばへ続け
うねり 鳴き
流る水のように 爆ぜる
艶やかに舞え
花笑みに愛しさあふれて
今 晴れ行く 三千世界
邪悪には金の懲罰を
美し御命(みこと)に誓って 誓って