誰かが灰になった
やるせない 僕は眠りにつく
未練を吸い 後悔を吐き
夢に溺れる僕らは
揺らめきまでもが美しい
あなたの掠れた声が撫でる
煙のようなぬくもりだけが
離れたふりして纏わりつくだけ
消えないで灯火 あと少しだけ
かわらないと嘆いた闇の中
その日まで灯火 導いていて
むせかえる夜に聞いた声 そっと包み込む
誰かが花開いた 忘れたい
僕は眠りにつく
挫折を吸い 羨望を吐き
欲にまみれる僕らは
風吹くような奏功だけが
背を押すふりして息苦しくなる
消えないで灯火 あと少しだけ
かわらないと嘆いた闇の中
その日まで灯火 導いていて
むせかえる夜に聞いた声 そっと包み込む
かすかな炎に縋れるなら
夢路の途中でまた会いましょう
燃え上がれ灯火 もう少しだけ
かわらないと嘆いた闇の中
その日まで灯火 導いていて
むせかえる夜に聞いた声 そっと包み込む