無視はしないで。欲しいのなら全部差し上げるから。
溶けてく皮膚が臭うのなら全部剥がしてしまうから。
無視はしないで。理解してなんて言わないから。
蔑んだ目で、まだ私を見てくれるだけでいい。
息をするたび舌の上でアレが錆びてゆくんだ。
捨てられることにも慣れてきた暗い朝に。
足りないのならそれを優しく笑って伝えて欲しい。
気付いてるならバレないようにうまく肩を叩いて。
生産されてく偽物の私は汚い。誰でもいいの、粉々にして。
何も語らない君達は私を誤解しているんだ
本当は全てを捨ててきたはずなのに。
ぽっかり空いた心臓の穴はまたすぐに閉まった。
違う、それじゃない。私が欲しいのはそれじゃない。
えぐり出されレイプされ捨てられゆく昨日に
違う違う、僕はそんなとこに戻りたいわけじゃない
薄くなった真実はいらないから奇麗な嘘で殺して。
裏返しのシャツを着たままと、私は気付いてるから。
ただの理想論者ではなく菜食主義でもない、
爪を噛むのが大好きな貴方達ならきっと
わかるでしょ? ぐちゃぐちゃにして。
何も語らない君達のことを忌み嫌うことはない。
本当は全てを曝け出してみたいのに。
ぽっかり空いた心臓の穴はまたすぐに二つに。
違う、それじゃない。私が欲しいのはそれじゃない。
えぐり出されレイプされ捨てられゆくクローンに
違う違う、ボクはそんなものになりたいわけじゃない
「僕だけが愛してあげる。」それだけで報われるのに
さぁ過去に塗り固められた扉の先をノックしよう。