「あの子クラスで浮いてない?」
って言われてから
私一ミリも沈んでいない
もしも沈みそうになった時は
思ってもないこと言って
悲しみに触れちゃわないようにしているの
私はお客様、この世に来店中
生きるために
たくさんお金を使ってるもの
ね、そうでしょう
自分のことはどうでも良かった
うまく事が運ぶのが先だった
認めなければ不幸などないのだと
だけどどこかで願っていた
私だってうまくいきたいって
私はお客様、この世に来店中
一体何人が死んだ
一体何が欲しいんだ
お客様は神様
だから私悪事は働かなかった
だけど許すばかりじゃ疲れるから
たまの乱れた心くらいは抱いてよ
愛で
いつもずっと隣で死神が様子を窺っている
最近はやけに嬉しそうにしている
私が満足するのを待っている
退店するのを待っている
愛に怯えないで