僕には高嶺のあなたなので
何かと言葉に困ります
気の利いたことは言えないので
口噤んでいる
待ち合わせ駅はぼやけて眩しい
8月の蝉より高く飛べそう
聴いてた音楽は今日もおんなじ
「まただね。」とはにかむ
夏が近づけたあなたを
僕はまだまだまだ知らない
どうやったって口下手な
とこが出てしまう
大人になって忘れないように
全部カタチに残さなくちゃ
思い出になって失くさないように
声にしなくちゃ
瞳の奥がたまらなくなって
ついつい僕は目を逸らした
夏が蝕んでく
夏が蝕んでく
客電が落ちてお決まりの合図
溢れてるライトがよく似合う
照らされたあなたの横顔は
ただ輝いている
短くて長い8月の終わり
ベタ凪の中でもあなたは嵐
ただ分かることは初恋をしてる
それだけで高鳴る
夏が連れてきたあなたを
僕はもっともっと知りたい
8小節浴びる毎に
隣見てしまう
夏は厄介です
夏が近づけたあなたを
僕はまだまだまだ知らない
どうやったって口下手な
とこが出てしまう
大人になって忘れないように
全部カタチに残さなくちゃ
思い出になって失くさないように
声にしなくちゃ
瞳の奥がたまらなくなって
ついつい僕は目を逸らした
夏が蝕んでく
夏が蝕んでく