忘れないように、急いでメモした春。
化粧の匂いが少し切なくて、弾ける。
夢のラストシーン、それはいつも騒がしい。
あぁ…。熱で思考がストップして。
心カラバリ、それは少しむずかしい。
あぁ…。月の砂漠でずっとジャンプしたい。
きみが大人になったんだ。
口づける姿、まるでミュータント。
ぼくは悲しくなったんだ。
追いつけないリズムに目が眩んだ。
あぁ
きみが大人になったんだ。
鼓膜を突き刺すグッドミュージック、スタート。
だから孤独を飼ったんだ。
Ctrl+Z したいの、ぜんぶ。
教えられた通り、避妊具をつけてみたり。
プログラム通り、妄りに寂しがり、くらり。
風が愛おしい。
まるで甘い囁きで、頬が朱色に染まっていく。
胸の高鳴り、「それが少し妬ましい」って…。
こちらの芝の方がグロい色だよ。
あれは確かに恋だった。
ひとときの香りで魔法にかかった。
僕がおかしくなったんか?
明日のことすら何も分からないんだ。
少し泣きたくなっちゃった。
きみが大人になったんだ。
鼓膜を突き刺すグッドミュージック、スタート。
だから孤独を飼ったんだ。
エスケープフロム、通り過ぎた日々。良い。
きみは大人になったんだ。
鼓膜の奥の奥でずっと聞こえる。
いつか化石になったって愛されなくてもそれで死ぬなんてしねぇよ、
これも光になったんだきっと。