鳴らない通知音
求めるたびにまた すれ違う
人の定めさ
冷たい夜の底
震えて動けずに
膝にできてた傷口の奥 染み込んでく
混ざり合って
つくった色はもう
薄まりきって
指の隙間から溢れる
離さないで 離さないで
偽りでも上辺だっていい
消えないように受け止めて
解けきった結び目を
握ってると 本当はわかってる
終わりを知りたくない
繰り返してしまう
感情は波打ち 心を刺す
孤独感が滲み込む
満たされたのなんて
ほんと一瞬のことだったな
空の月を見つめて
重ねあって
つくった日々はもう
今と違うもの
明日早いけど眠れない
離さないで 離さないで
下手くそでも 不器用でもいい
その右手を繋いでて
解けきった結び目の
感触分 切なさが増える
答えを知りたくない
初めて二人で見た世界
それはとても輝いていた
過ぎ去る季節は残酷で
あの頃には決して戻れない
離さないで 離さないで
偽りでも 上辺だっていい
消えないように受け止めて
解けきった結び目を
握ってると 本当はわかってる
終わりを知りたくない