きっと僕もいつかは目を伏せて泣いてしまうから
この歌を思い出せるようにと栞にするよ 唄うよ
ニュースキャスターの言葉すら覚えてないから
雨の中 傘も差さず歩いて帰った日のこと
君の顔色気にして言いそびれていたこと
誰かの青臭い思い出になりたかったこと
こんなのばかりだな それでも
何回も描いて 空に混ざって溶けて
少しだけ光ってやっと見えてきた未来
泳いで 息継ぎも下手くそで
咽せた日のこと 何と名付けよう
部屋の隅で埃を被る日記帳に
青い春の欠片を一つ挟んでおくよ
眠れない夜 またいつも通りの悪い癖
綺麗な思い出の頁ばかり読み返してる
二千十四年七月 産声を上げた僕らが
大切に抱えてたもの 今も在るんだろう
だって錆び付いてた六弦をまた掻き鳴らしてる
誰かに言われたわけじゃないのに走り出してる
どうしてかな 嫌いになったあの音が僕の背中を押してくるのは
願ってたんだろう
また描いて 空に混ざって溶けて
少しだけ光ってやっと見えてきた未来
泳いで 息継ぎも下手くそで
咽せた日のこと 何と名付けよう
こんな思いがいつかまた栞になると
唄うよ 唄えるよ
まだ青い春だった そうだろう
唄うよ