茜空が 飛行機雲を
生き急ぐ路地を 染めてゆくよ
このまますぐ帰らないで
少しだけ僕と歩きにゆこう
夏がそよぐ
薄紫の儚い夢とよく似てるな
小説でも書き切れない
美しすぎて声も出せない
触れたら壊れちゃう
それぞれの心を隠してる
夜が僕らを照らす
笑ってるような月が
帰らせてはくれない
動き出すストーリー
瞳を揺らす海に
彗星は落ちて光る
聞いて欲しいんだ 僕のひみつ
青い影は街を包んで
誰かの家に明かりがつく
聞こえだした花火の音
探しにゆこうよ 駅の向こう
触れても壊れない
特別な合図を待っている
夜が僕らを誘う
笑ってるような月が
帰らせてはくれない
探り合うストーリー
髪を解いた君が
彗星みたいに綺麗
ふわり漂った 甘いかおり
いつかは届くのだろうか
寄り添う月の灯のように
隣に座る数センチが
果てしなく遠い 夏の不思議
夜が僕らを照らす
笑ってるような月が
帰らせてはくれない
止められないストーリー
瞳を揺らす海に
彗星は落ちて光る
聞いて欲しいんだ 僕のひみつ
ふわり漂った 髪のかおり
バレてもいいや 君にだけは