人はだれも心の奥底にかくしもってるものがある
人はなぜか記憶の片隅にしまいこんでるものがある
あれはまっかな月の夜 すこしだけおもいだす
たぐってもからまる ゆきずりの出逢いたち
あの日からこの日まで おなじわたし あるく
人はきゅうに背中の辺りからあつくかんじるときがある
人はたまに瞳の裏側で涙こぼせるときがある
子供のままでいたいよと こわごわふりかえる
いつのまにきえさる かよわき妖精
朝露にひかる道 おなじわたし あるく
人はじつは日記の言葉さえつくりばなししてしまう
人は青い歴史のページにもひとりよがりしてしまう
何がほんとうかしれないけど 誰かがみまもってる
嵐の夜もさまよう ようきな旅人
未来へとどこまでも おなじわたし あるく
未来へとどこまでも おなじわたしがあるく