しけた朝 目覚めた時から頭の中を駆け回る
こんな時代まで錆びない歌
風に吹かれながら育った虚ろな表情が晴れていく
懐かしい音色にのせて
思い出すのはあなた達
ずっと喜びと共に生きてほしい
金に溺れず 愛に飢えることもなく
小さな街の争いで
疲れ果ててよろめいてしまっても
逃げてしまえばこっちのものなのさ
今もまだ捨てられないものを抱え込んで
嘘だと知りながら愛でているんだろうね
ほら悩ましい難題は一旦忘れて
新しい話だけ綴っていこうよ
きれいな言葉で繕った
ありふれた台詞たちがもどかしい
愛されることも 嫌悪されることもなく
目立たず湿った片隅で
震えてる足を掬ったりなんかしないから
安心しておくれよ
思い出すのはあなた達
ずっと喜びと共に生きてほしい