お山のおさると りすの子は
お使いしたので ごほうびに
木の実にかやの実 草の実を
どっさりうんとこ もろたとさ
どっさりうんとこ もろたとさ
おうちにしまって おいたとて
るすのあいだに わるだぬき
コンコンずる吉 ずるぎつね
こっそりしのんで とるだろう
こっそりしのんで とるだろう
どうしたものかと 森の中
考えあぐんで いるときに
もしもしぼうやよ 何してる
くまのおじさん のそり出た
くまのおじさん のそり出た
これこれこうだと はなしたら
よろしいわたしが あずかろう
正直おじさん くまおじさん
まずまずあんしん ひとあんしん
まずまずあんしん ひとあんしん
それからおさると りすの子は
木の実やかやの実 もらうたび
おじさんこれだけ たのみます
よしよしたしかに あずかった
よしよしたしかに あずかった
これを聞いたか うさぎ君
しかのおばさん きつつきさん
いのししじいさん こま鳥さん
ピョンピョンわたしも たのみます
ピョンピョンわたしも たのみます
わるいたぬきと ずるぎつね
どうにもできずに ゆびくわえ
谷のほとりで ペコペコな
おなかをかかえて ひもじいな
おなかをかかえて ひもじいな
たぬきときつねの お耳には
歌がきこえる 山の歌
どっさりうんとこ はたらけよ
くまのおじさん 待ってるぞ
くまのおじさん 待ってるぞ
お山に日がてる 光さす
のどかだのどかだ あかるいな
おさるとりすの子 うさぎさん
おどればそよ風 吹いてくる
おどればそよ風 吹いてくる