時々 いつかの君のことボンヤリと考えて
軒端に滴る透明な涙 タトツンタンテン
ドキドキ 100まで数えたら 朱になって鮮やか
檜の木 馳せたら思いもデータになって消えた
なんでかな 不思議だわ
その手の代わり握ったのは通信用デバイス
くしゃみして 目が覚めた
月に叢雲花に風 時ぞともなし
そんなことばかりで日が暮れて
また今日もため息
時々 いつかの君のことボンヤリと考えて
軒端に滴る透明な涙 タトツンタンテン
ドキドキ 100まで数えたら 朱になって鮮やか
檜の木 馳せたら思いもデータになって消えた
思い出は 薄化粧
車に乗って過去⇔未来 チープな腕時計
パラドックス 起きちゃうわ
高級わら半紙に刷ったのはタケテとマルマ
果てしない遠くに来ちゃったみたいだ
戻れないことだけはプログラムが教えてくれた
堂々巡りで夜が明けて
言葉を並べては
囁き
時々 いつかの君のことボンヤリと考えて
軒端に滴る透明な涙 タトツンタンテン
ドキドキ 100まで数えたら 朱になって鮮やか
檜の木 馳せたら思いもデータになって
蒸気のように ガラスを曇らせて消えた