全速と焦燥で潰れかけた肺の
振動と鼓動の連動が
瞬間と実感が口癖になっていた事も
なんかの酷い間違いみたいになっているんだ
涼しげな顔と引き換えに
内に隠した中3と
五体に降り注ぐ6月で
間の心が溶けそうだ
蝉のクラクションで真夏を知った
四畳半 椅子に張り付くストーリー
俺一人が蛹のまんま
虚しいくらいに青青青青
心が勝手に覚えてるんだよ
24先進国で茹だり上がって無駄に踊って
重ねるだけの歳に意味無えって知ってるよ
なあ 「エンドロールで名前が無い」
よりさあ「イデオロギーがクソつまんない」
殻の内側の居心地が
啄まれいずれ悪くなる憧憬
俺の一瞬が蝉の全てか?
酩酊 虫に劣るベロシティー
肌はYellowで中身はRed
虚しいくらいに青青青青
夏の一瞬が全て暴いた
のろまな足に怒るヒストリー
俺自身は真顔のまんま
虚しいくらいに青青青青青青青青