少し微温いビールを開けて映画をつけた
誰もいない部屋で
正義のヒーローが世界を救った
僕には一つも関係ないけど
もう散々君を思い出して
夜明けを待って ただ嘆いていたんだ
変わっていくもので溢れた
世界がそっと止まってしまえば
君の横でブランコを揺らしていた
小さな毎日が世界の全てだった
景色はいつだって僕らを置いていく
いつかの公園も今は空き地
もう散々日々を繰り返して
醒めない今日をただ呪っていたんだ
色褪せていくものに塗れた
世界がそっと止まってしまえばいいのにな
ホームの上には君の残像と
「さよなら」を告げたベルの残響音
景色は今日だってまた僕らを置いていく
思い出は綺麗でただ騒がしい
もう散々君を思い出して
夜明けを待ってただ嘆いていたんだ
変わっていくもので溢れた
世界がそっと止まってしまえば
もう散々日々を繰り返して
醒めない今日をただ呪っていたんだ
色褪せていくものに塗れた
世界はずっと君を連れて行ったまま
まだ帰らない