ひらひらと 揺れて 近づいて
四月の風が ぼけた憂鬱をさらう
僕ら同じタイミングで くしゃみして笑うよ
かかとを踏んだままで 飛び出した春の空
今朝のおぼろげな夢の色に 似ていた
ここに (いつも) 君がいることも
あたりまえじゃないけど
願い繋いで 淡く描く未来
ひゅるりら
めぐりめぐる春をふたり待って
分かち合うよ今を 何度だって
同じ場所 同じ温度
それぞれに芽生える愛
見せ合っていたい
それから
いつか赤い糸がほどけたって
結び目からはじめよう
ああ 想イ、フワリとやさしく
手のひら乗せて
うららかな午後 君は大きなあくびをして
そんな気の抜けた光景も 妙に馴染んできて
きっと (すぐに) 大げさな夏が
上書きしてく前に
この感情を ぎゅっと抱きしめよう
ひゅるりら
はぐれはぐれ褪せた地図たどって
理屈じゃない場所で 待ち合わせ
寂しさだって決めつけた
確かめ合う理由だって
超えてゆくよ
それから
目に見えない宝もの探して
深く深く潜ってく
ああ 想イ、フワリと流れる
時に任せて
はなびらの軌道なぞるような
儚い日々を (君と)
見失わぬよう 歩こう
ひらひらと 揺れて 近づいて
ひゅるりら
めぐりめぐる春をふたり待って
分かち合うよ今を 何度だって
同じ場所 同じ温度
それぞれに芽生える愛
見せ合っていたい
これから
いつか赤い糸がはどけたって
結び目からはじめよう
ああ 想イ、フワリとやさしく
手のひら乗せて
想イ、フワリ
