喧嘩して飛び出して
夕暮れの街を歩いてたら
知らない人が話してきた
「ご家族はおげんきですか?」
顔も形も似てるのなら
ご飯の食べ方も似てるなら
癖毛まで似てるのなら
悪いとこも似てるのかな
目を背けたくなるような姿
自分そっくりな人が見せる
まるで鏡をのぞいても
見えない場所を見せられるようだ
かくも家族というものは
よく考えられて組まれた Tag Team
なかなか直せない性質(たち)の悪さを
抱えた僕らのために
神様が考えて組んでくれた
それはまさに Tag Team
自分のいるべきチームは
あの家以外ないのかもしれない
風に形を変える雲が
夕焼けに染まり浮かんでいる
ちぎれてどんな形になっても
雲はやっぱり同じ雲で
相手を責めるよりも先に
自分の中をまず見つめて
相手を許せるような広い
心を持ちたいな
目を背けたくなるような姿
自分の人生の時間使い
僕が気づくそのために
見せてくれる奇特な仲間さ
かくも家族というものは
よく考えられて組まれた Tag Team
他人なら愛想(あいそう)尽かして
会わなきゃそれで終わる所も
そこはさすが神様だ
絆(きずな)というロープの中で
遠慮せずにお互いと
ぶつかり合える 向き合える
分かり合えなくて当たり前なんだ
分かり合えない様なメンバーが揃(そろ)ってる
テレビや映画で幸せな家族を
描くのは現実があまりにも違うからなんだろう
かくも家族というものは
よく考えられて組まれた Tag Team
なかなか直せない性質(たち)の悪さを
抱えた僕らのために
神様が考えて組んでくれた
それはまさに Tag Team
この家族しかつかめない
幸せがこの先に必ずある