有澤百華「月のすがた」歌詞

「今日は満月かな」って　夜空を指差す君の手
私は目が悪くて曖昧な返事をした
どうにも言葉が出ないまま　風に背中を殴られる
ぎこちなさを知られぬように曖昧な返事をした

月は毎晩　地球を照らす
涙も笑顔もぼんやりと
月は毎晩　すがたを変える
コンタクトつけて綺麗な満月が

夜空の階段を駆け上がって
夜の地球の蒼さを確かめたい
宇宙の玄関のドアを開いて
今夜の月のすがたを確かめたい

「今日は月が見えないね」って　夜空を見上げる君の目
私は目が乾いてコンタクトを外した

月はずっと　雲の上にいる
明日も昨日もぼんやりと
月は毎晩　すがたを隠す
誰にも見えない綺麗な満月が

夜空の階段を駆け上がって
雲の上の月を眺める
宇宙の玄関のドアを開いて
今夜の月のすがたを独り占め

月を毎晩　見るためだけに
コンタクトつけたって仕様がない
涙で月がぼやけてしまえば
毎晩　満月しか見えないな

夜空の階段を駆け上がって
夜の地球の蒼さを確かめたい
宇宙の玄関のドアを開いて
今夜の月のすがたを確かめたい

手を挙げて流れ星を掴まえて
君のいる所まで連れて行ってもらうよ
宇宙は暗いけど地球の朝があるから
大丈夫でしょ
大丈夫でしょ