1000ページ連なる物語に出てくるのは
3丁目街角花屋の看板娘
そこへ1人のさえないメガネの主人公彼は彼女に恋して店の花を
全然興味ないのに彼女と話したくて適当に指差して
話しかけ始まるラブストーリー
あの日君と話したアネモネの花言葉は
楽しそうな笑顔でした好きを語る君が愛しいよ
あの日を思い出すと眠れない僕は今も
巡り巡るページに淡い恋のインクを万年筆で走らせてる
君と歩んだ時間をページに印すの
春夏秋冬綺麗だ変わらない看板娘
キスも慣れない付き合いたての僕らとか2人指輪を選んだ夕暮れのこと
私が旅に出たら小説に明け暮れる毎日でも
ちゃんと花のお世話してねいつも黙って水やる君が
突然言ってきた旅に出るなら一緒に出ようよ
僕が返すと君は 笑いながらそーねと言った
あの日君と話したアネモネの花言葉は
楽しそうな笑顔でした好きを語る君が愛しいよ
あの日を思い出すと眠れない僕は今も
巡り巡るページに淡い恋のインクを万年筆で走らせてる
急な電話が1つの終わりを知らせた
君は優しくひきつる笑顔していて
僕の顔にそっと手を添えて力が抜ける冷たくて暖かいそこにはそこには
あの日僕と話した変わらない君がいました
2人で過ごした日々が原稿用紙に滲んでる
あの日を思い出すと眠れない僕は今も
巡り巡るページに淡い恋のインクを万年筆で走らせてる