幼い子供が何度も「ママ!ママ!」と呼ぶように
もっと私だけを見てほしいと愛を求める
私を苦しめる“あの時”と似た感情
なぜいつも現れるの
怖くて不安で楽になりたくて あなたを傷つけた
だけどそれはきっと 私自身を傷つけていたの
心の奥深い場所で「カタカタ…」と音がする
「ここから出たい…」と また誰かの声が聴こえる
夢の中で見た金色に光る箱
そう それは パンドラの箱
私のいちばん醜い姿が鏡に映るたび
目をそむけて 深い闇の底へと閉じ込めてきたの
今また箱を開けて
最後に残された“希望”を
解き放つことができるのなら…
怖くて不安で助けてほしくて あなたに打ち明けた
ひとりきりでずっと抱えつづけた私の闇を
言葉にするたび 涙が溢れ出して止まらなくなる
私は今 きっと 私自身を抱きしめているの
抱きしめているの