息を吸うこと
君を見ること
こんなに難しかったかな
唾をのむ音
剥がれたマニキュア
こんなに恥ずかしかったかな
幼い頃とは違ってた
急ぎ足の時間も
夕日の下に並ぶ
影の長さも
伝えたいこと以外はちゃんと言えるのに
すぐに逃げ出して遠回りばかり
だって耳を疑ってしまうよね
まだ君を好きなんて
明るい声で
昔の恋を
笑いながら聞いてみた
僕の心は
錆びたジェットコースター
あぁ聞くんじゃなかったな
つめたくしても止めどなく
溢れる気持ち
それならいっそ
素直でいたいよ
掴みたい腕は君以外いないのに
みんなこっちを指差しからかうから
もう胸の中で大切にしまうの
まだ君を好きなこと
手を伸ばせばなにもかも
壊れちゃうくらいなら
ずっとここで待ってる
なるべく笑顔で
伝えたいことは何ひとつ言えなくても
側で歩く それだけでいいんだ
せめて耳が赤くなるワケを気にしてよ
ただ君を好きなだけ
まだ君を好きなだけ