曇りガラスに滲む夕闇
待つひとのない部屋
ボクの時計は止まったままさ
キミがここからその姿消した日から
苦いスパイス オイルのラベル
なんどもなんども眺めながら
冷めたスープを そっと流し込めば
ため息の風味
浅い眠りと乾いた喉に
いつも夜明けは容赦なく訪れるね
甘いハーブとケトルの蒸気
どんなにどんなに待ちわびても
あの食卓は想い出に変わったかい?
新しいキミには…
たったひとつ
教えてほしい あの時
扉の前でキミが僕に言いかけた言葉
苦いスパイス オイルのラベル
なんどもなんども眺めながら
キミの不在は 今も飲み込めない
今夜もひとり
甘いハーブとケトルの蒸気 ああ
どんなに待ちわびても…
キミのスペース 空っぽのぬくもりを
強く抱きしめる