咲かせておくれ 歌っておくれ くたびれた君の心に届く
狂い咲くような 叫びだすような 光るひとひらの歌
右も左もまねっこだらけ 使い古された言葉だらけ
頭ん中は打算だらけ あぁもう! “Let's Go”? 一切もう面倒
凄え奴らにビビってんだって？ 鼻がへし折れる前に逃げんだって？
やらないままに過ごして それでどうやって格好つけんの？
やるせない夜を越えて
引き裂いて 噛み付いて 目を覚ませ
「明日に向かって」「夢に向かって」 聞き飽きたそんな台詞ではなく
届けておくれ 伝えておくれ 猛る君だけの歌
西も東も同じもんだって どこも大して変わんねんだって
“無駄”と早々見切って 誰かのせいばっかにしてたろう
だけどそれは間違ってんだって 君の心に残ってんだって
強く、胸に根ざす 言葉にできない大事なこと
揺らがないモノを持って
つかまえて しがみついて 駆け上れ
心が擦れてゆく 夢を忘れてゆく
もう放さないで
駆け巡る熱い血が 涸れきる前に
咲かせておくれ 見せつけてくれ 傷ついた君の心に届く
揺さぶるような 奮い立つような 吠える君だけの歌
台詞じゃなくて偽ものじゃなくて 君の内(なか)から出てくるモノだけ
歌っておくれ 伝えておくれ 猛る君だけの歌
吠える君だけの歌
君の、君だけの歌
