あべりょう「生き様を問われ眺めた七分咲き」歌詞

葉緑素で　青々と輝く　夏の葉っぱで　光合成
二酸化炭素　水で　炭水化物　木の幹枝葉
損得勘定なしに　酸素を　生き物たちに分け与え
それは無視されて　花だけ愛でられる　桜に問おう

キミはいい人か？　人ではないな
炭水化物なキミに　愛はあんのかい？

脳が大きく　産道を通れず　未熟なまま　子供産むから
父も　子育てに参加し　種を繋いできた　人類
イクメンの子は　生存率上がり　適者生存　サバイブした
人だけが受け継いだ　愛という遺伝子の末裔

ボクは父親か？　それとも男か？
家族がいたって　夢も見てもいいよな

働いて　キミを誘い出し　愛情を実らせ　コウノトリ
種を残すためだけに　全てを捧げて　花の都に散る
花咲かせ　虫を誘い出し　サクランボ実らせ　鳥を呼び
種を残すためだけに　全てを捧げる　桜の木の下で
生き様を　問われ　眺めた　七分咲き

春に咲き　夏に葉を伸ばし　紅葉し　冬に葉を落として
陽を追うように　新芽は天仰ぎ　実るほどに　頭を垂れる
この世に桜のなかりせば　春の心はのどけしや
種を残すためだけに　全てを捧げる　桜の木の下で
生き様を　問われ　眺めた　七分咲き