歌詞ナビ > 叙情四重奏「カノン」 > 曇り空、屋上にて
明け方の屋上は 風の音だけがして錆びたフェンスに手を掛け 見下ろせば眠る街
もういっそこの身を投げたかった居場所など何処を探せどある筈無いと判っていた
あなたはきっと曇り空に差し込んだ一縷の光寄り添って眠りましょう永遠よりも長く
昼過ぎの踏切は 不協和音かき鳴らし吸殻潰す踵 擦り減った黒い靴
もういっそ向こうへ飛び出したかった誰一人頼れなかった唯あなた以外には
嗚呼
この場所からもっと遠くへ頼りない右手を取って連れて行ってくれるのですか?この空の果てへ
二人きりで旅立つ日は太宰あたりに擬えて手紙でも残しましょう誰宛でもなく
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