今日までの季節がひとつだけだったかの様に
暖かさも暑さも涼しさも寒さも今初めて四季感じて
春の門出 夏の浜辺 秋の楓 年明けて初日の出
ひとりで見つめてるうちにこの指やこの胸は
千切れそうに凍り付いてこんなに冷たくて
寂しい季節で初めて冬の匂いがする気がした
どこまでも広がるこの空を仰ぐように
心を広く大きく持てたらいいのにな 途切れない虹を渡して
いつの日でもどんな時も
優しく穏やかな両手で包んで抱きしめたいのに
素直に慣れやしない
地球(ほし)を覆う広い海は空色と溶けあい
澄んだ心を映した波に蒼の深さを知った
何もかもが四季とともに
鮮やかな時間(とき)は過ぎてゆく
ずっと華やかな時代感じて彩りを増しながら
いつの日にか描いていた派手な夢のように
未来は消えない
思い出が今も何よりも恋しくて
千切れそうに凍り付いてこんなに冷たくて
寂しい季節で初めて冬の匂いがする気がした
冬の匂いがする気がした…