♠清水次郎長 女房がえらい
♥風に噂の 東海道
♥花は橘 茶の香り 茶の香り
♠ほれて寄り添う おしどり旅は
♠♥お蝶次郎長 恋姿 恋姿
♠「お蝶、今夜は冷えるなあ」
♥「一本つけますか?」
♠「おう、上等だ。つまみは塩辛がいいな」
♥「あれは石(松)さんが食べちゃったよ」
♠「しょうがねえなあ、じゃあ数の子があったろう」
♥「それも石さんが食べちゃった」
♠「わさび漬けはどうした?」
♥「それもねぇ…」
♠「あの石の野郎。もう勘弁ならねえ!」
♠男磨いて 仁義を生きる
♥浮世渡世の 三度笠
♥そんなあんたに 夢を賭け 夢を賭け
♠裏の苦労を 笑顔で裁く
♠♥お蝶次郎長 恋姿 恋姿
♥「あんたっ、石さんがやられたよ」
♠「何ぃ。ふぐにあたったか」
♥「何いってんのよ。斬られちゃったんだよ」
♠「そりゃてぇへんだ。オイ、出掛けるぞ、支度しろい」
♥「ちょちょちょっと待ってよ。あわてちゃだめよ」
♠「これがあわてずにいられるか、野郎ども、ついてこい」
♠富士を背負った 日本一の
♥あんたわたしが 惚れぬいた
♥夢に生きてる 男です 男です
♠かわす目と目に 心が通う
♠♥お蝶次郎長 恋姿 恋姿