あの季節(とき)吹いた 風は変わらない
同じ空は青さを貴く
流した涙 無数にあるから
まばゆい陽が時を交差してる
ヴィラのテラスから樹海(じゅかい)を見れば
傷も癒えると思ってた
愛おしさに貴方(あなた)の名前呼ぶ
許されぬ遠き恋病(こいやまい)
痩せ細る身の
眼差しは美しく悲しげで
色褪(あ)せぬ淡き恋人よ
あの隠れ家の休日
もしも再び抱(いだ)きあえるなら
赤く染まる樹海の彼方へ
魔法に触れたような二人の絆(きずな)
波の鼓動の胸元が
狂おしさに1羽の鳥になり
海を翔ぶ夢を見つづけた
貴方追いかけ
そんな過ぎた空間を振り返る
幸せも捨ててしまいたい
あの隠れ家の休日
肌と肌奪い合う切なくも
魂を抜かれる瞬間 男と女
眼差しは美しく悲しげで
色褪せぬ淡き恋人よ
儚(はかな)い明日(あす)があるから