意味を見出せなくて
答えを求めすぎていた あの頃
日々を分かち合っていた
声にもならなかったんだ
夕暮れに
噂も隣に腰を下ろして
煙突(えんとつ)の煙を眺めてる
飽き足らない位に走って疲れた夜も
傍(かたわ)らに見えない孤独を
感じていた
みっともない程愛しいのは
不器用なまでのストライクで
きっと誰も笑えはしないだろう
深く胸の奥叩(たた)く様な
エール続くよ
あんなに嫌いだった背中も
この町さえいつか憧れに
今も思い出していた
ずっと忘れることなんてないから
蛇口(じゃぐち)の滴(しずく)が落ちる音が
不定期に続いてる
刻む気持ちの奥で
愛されたくてしかたがないのは
言葉ひとつの
想いを飲み込んだまま
こんな毎日とわかっているのに
どうにもならない事ばかりで
本気を笑うものなんてないだろう
誰も遮(さえぎ)ることなんてないだろう
暗がりの部屋を照らしだしたのは
どうにもならない事ばかりで
迷いも涙も見慣れた景色も
色あせてゆくから