杏沙子「クラゲになった日の話」歌詞

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クラゲになった日の話 / 杏沙子
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「クラゲになった日の話」歌詞

歌手:杏沙子
作詞:幕須介人
作曲:幕須介人


あれはよく晴れた夏の日でした
朝から近所の図書館へ、涼みに
昨日は蒸して眠れなかったので
本に隠れて寝ようかと思って

食わず嫌いは直す気もない
きっとあなたを好きにはならない
手にとった小説の書き出しを
何度も読み返しているうちに

私はいつの間にか海の中にいて
ゆっくり漂っていました
ほんのり光るクラゲになって
何も考えることはなく
ただただ潮の流れに
身を任せているようでした

散らばった文字には気付かないまま
深く息をして、浮かんでゆく

それから沈みだした光をあつめて
大きな枕をこさえました
いつか聴いたようなうたで眠って
ずっと醒めることなどなく
ただただ潮の流れに
身を任せているようでした


アルバム「花火の魔法」収録曲


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