「何故？」と問う少年がいました
罪のない純粋な瞳で
「それは…」と答え 還らない時間
痛みさえ喜び…真っ赤になる愛と憎悪
人のウラ
それも人と
裏切りのLoveも生の性(さが)
メビウスの
輪捩(よじ)れても
そう何も変わることなく
くる
くる
廻る
滴(したた)るように 傾(かし)げ微笑む
リコリスの紅き花が
「永久(とわ)」を匂わせ
問いて嬲(なぶ)る
Ah...美しい魅惑の夢
抉られる程 深すぎた愛
禁断の選択へと
全ての駒が
Ah...揃いて
楽園か？漆黒か？
森は見つめている
新しい世界を探しにと
寄り添ったひとときの安寧
「あの瞬間を永遠にする」と
希望の名の毒が甘く闇に誘(いざな)った
生まれるも
死を待つのも
一人ぼっちで迎えるもの
だとしても
共にいたい
もういっそ命閉じて
天
へと
ゆこう
誰かの手へと 渡るくらいなら
リコリスの暗き森で
「永久(とわ)」の花に
血を飲ませよう
Ah...惹かれる闇へのキス
風が運んだ 花の薫りは
罪を何処に連れて行く？
咲いては熟れて
散る時には
安らぎか？地獄か？
何を教えるのか…
愛
ゆえ
廻る
滴(したた)るように 傾(かし)げ泣いてる
リコリスの紅き花が
「永久(とわ)」を終わらせ
解いて屠(ほふ)る
Ah...麗しい魅惑の夢
抉られる程 深すぎた愛
禁断の選択へと
全ての駒が
Ah...揃いて
楽園か？漆黒か？
森は見つめている
