もしも きらいでなかったら
何か一杯 のんでくれ
そうね ダブルのバーボンを
遠慮しないで いただくわ
名前きくほど 野暮じゃない
まして 身の上話など
そうよ たまたま 居酒屋で
横にすわっただけだもの
絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も
洒落もない そんな居酒屋で
外へ出たなら 雨だろう
さっき 小雨がパラついた
いいわ やむまで 此処にいて
一人グイグイ のんでるわ
それじゃ 朝までつき合うか
悪い女と知り合った
別に 気にすることはない
あなた さっさと帰ってよ
絵もない 花もない 歌もない 飾る言葉も
洒落もない そんな居酒屋で
[ Romaji ]
居酒屋という飾らない場所で、偶然隣り合った者同士が交わす乾杯に大人の哀愁が漂います。深入りせず、名前も知らないまま朝まで語り明かそうとする距離感が、雨の夜の孤独を癒やしてくれました。素直になれない強がりな言葉の裏に、一時の温もりを求める寂しさが隠されていたように見えました。