朝のベッド あなたはいない
枕には あなたの残り香
こころ遊ばせ 恋に生きる
燃やし燃やされ 思い届くまで
これっきりと あなたの唇
残り火に 私は焦がされる
こころ騙して 夢に生きる
溶かし溶かされ 眠り覚めるまで
夜のベッド 見つめてひとり
目を閉じて 時と戯れる
こころ隠して ひとり生きる
揺らし揺らされ 思い果てるまで
[ Romaji ]
目覚めた時の残り香や唇に残る記憶を頼りに、今はもう隣にいない人を想い続ける、切なくも艶やかな情景が浮かび上がりました。こころを隠し、独りで生きる寂しさを抱えながらも、夢の中では溶け合うような幻想に浸る姿が、静かな夜の静寂によく馴染みます。時の流れに身を任せて戯れるように過ごす時間は、悲しみさえも一つの愛の形として昇華させているようでした。思いが果てるその瞬間まで、愛した記憶の残り火に焦がされながら生きる覚悟が、大人の哀愁を伴ってしっとりと胸に染み渡ります。