「『燻った火から吐き出される黒い煙に心魂(こころだましい)を
覆い尽くされた男の描く絵は……』」
恨み、妬み、誹(そし)りに塗(まみ)れ
絶望の闇に蠢く
怨嗟の呻き
人間(ひと)の内(なか)にある地獄
全て描(えが)き出してやる
俺の筆が 世界を黒く塗りつぶす
光当たらぬ裏側 誰もが持つ劣情
滲み透ける強慾
目を逸らせないだろう?
我欲に溺れて 何が悪い
滑稽で醜い それが人間/嗚呼…
邪心に塗れて 何が悪い
愚かで卑しい それが人間/嗚呼…
この筆は 止まらない
いのち尽きるまで…
この筆は 止まらない
いのち尽きるまで…
[ Romaji ]
人間の内側にある醜さや我欲を隠さず、命が尽きるまで描き続けようとする壮絶な覚悟に触れました。闇の中に蠢く嫉妬や怨嗟をあえて直視し、筆を止めない不屈の精神が、どこか清々しくさえ感じられます。光の当たらない裏側を暴き出すことで、かえって生きることの泥臭い美しさが浮き彫りになっていました。滑稽で愚かな姿こそが人間であると断じる力強い言葉が、心の奥底に深く刻み込まれました。