「怪奇の登場だ。 曲亭馬琴の想像力」
「オレたち風に言やあ、筆の付喪神ってやつか」
全て描(えが)き出せ!/心に渦巻く
絶望の闇/暗き念に
怨嗟の呻き/煤けた炎に
世界を黒く/呑まれたく
塗りつぶせ!/ない…!!
[ Romaji ]
渦巻く闇や絶望さえも糧にして、筆一本で世界を塗りつぶそうとする凄まじい執念を感じました。付喪神のような人知を超えた存在感が、創作の熱気と共に画面から溢れ出しています。心に潜む暗い感情をすべて描き出そうとする姿勢が、恐ろしくもどこか神秘的に映りました。呑み込まれそうなほどの負のエネルギーを芸術へと変える、圧倒的な表現の力に強く惹きつけられました。