かつて僕らは
何もない手の平をじっと見て
それだっていつかは
何者かになるなんて誓いを
競って立てたね
跳ね上がった朝陽と
夜中の雨で荒ぶった川を渡って
来る日も
西からの向かい風の間をすり抜けた
青さを湛えて淡く光っている
未だ見ぬ明日へ
意地になって兎に角 急いで
急いで
だって僕らは
止まったら果てる魚みたいで
愛も悪意も選り分けずにいつも
ただ波間を泳いだ
芽吹いた緑が連なっている
想像の向こうで
あなたが待っている
捕まえて
通り過ぎてしまったあの頃の横顔
まだ悩ましい若気の希望
抱きしめて
思い出したって戻れないけど
それはまだ割と魂から消えないでしょう
急いで
藤の花の咲く頃
パンダの形のレジャーボートで漕ぎ出そう
道が曲がりくねっても
君のこと忘れないって
彼らが歌ってる
捕まえて
通り過ぎてしまったあの頃の横顔
まだ悩ましい若気の希望
抱きしめて
思い出したって戻れないけど
それはまだ割と魂から消えないでしょう
だから急いで
[ Romaji ]
かつての何者でもなかった若者たちが、パンダのボートに乗り込んで未だ見ぬ明日へと急ぐ姿が、青く眩しい記憶として蘇ります。向かい風を突っ切り、ただ必死に泳ぎ続けたあの頃の情熱は、時が過ぎても決して魂から消えることはありません。道が曲がりくねっても絆を忘れないという誓いが、懐かしい藤の花の香りと共に、未来への力強い足取りを支えました。