いつもの帰り道の途中で
特に理由もなく立ち止まってみた
なんでもないはずのオレンジの空が
何故か今日はほんの少しだけ
眩しい気がした
ポケットの重さに気付いたとき
見慣れたはずの街が不意に話しかけたんだ
なんでもないはずのオレンジの空も
今は僕を選んで光ってる
過ぎていった沢山の今日が
追い越した僕を待っていた
きっと何か意味があるから
もう一度 確かめて
まるで時を止める魔法
震えそうな指先一つで
光は名前を持つ
言葉にしないような
褪せた日々も焼き付いて
明日が来ても
消えない今になる
一瞬の後悔を超えて
一瞬の情景を抱いて
まるで時を止める魔法
震えそうな指先一つで
光は名前を持つ
言葉にしないような
褪せた日々も焼き付いて
明日が来ても
消えない今になる
[ Romaji ]
日常の何気ない帰り道が、ふとした瞬間に輝きを帯びる魔法のような時間の切り取り方が見事でした。見慣れたはずの夕焼けや街並みが、自分の心境の変化によって全く新しい表情を見せたことに、深い喜びを覚えたのでした。指先一つのレリーズで、通り過ぎるはずだった「今」を永遠の形に残そうとする意志が伝わります。言葉にならない感情が光の中に名前を持ち、明日へと続く確かな一歩に変わっていく過程が、とても瑞々しく爽やかに描かれていました。