「もしかしてもう会えないなら」
最後にと相応しい願いを
押し込めていた晴らせずにいた
強がる思いが解けてゆく
知らず知らずにかけていた鎖と呪いを
そっと外してみたら
抱き締めて交わしてはじめて
誰とも違う温度で波打つあなた
僅かに揺れる
香り放つ
そこにゆらめく
風が吹く
こんなに恋しく
刹那溢れる
目にして映る
この波HELTZ
未来がこんなに見えないなんて
なんてすてきな暗闇だろう
吸い込んでみたり
くぐらせてみたり
思いを馳せるだけで忙しい
あなたはまだその指の形を気にしているのだろうか
それでも
あまりにすてきな形と褒めたわたしの言葉を覚えてるだろうか
破滅へ踊ることは出来ても
しあわせへ挑むことだけは
どこか逃げていた恐ろしくて戸惑っていた背を押す
HELTZ
出さない手紙を歌うことが
やっと出来るようになりました
これが奇跡と言うことなんて
とっくに判っているけど
うるさいくらいの積み重ねで
過去は蠢き色を増す
僅かに揺れる
香り放つ
そこにゆらめく
風が吹く
こんなに恋しく
刹那溢れる
目にして映る
この波HELTZ
[ Romaji ]
呪いのような鎖を解き、初めて誰かの体温を真っ直ぐに感じられた瞬間の、震えるような喜びが伝わってきました。暗闇さえも素敵だと思えるほどに、誰かを想うエネルギーが心の中を激しく波打っている様子が幻想的です。かつては幸せになることから逃げていましたが、今は指の形を褒めてくれた言葉を糧に、運命に挑もうとする勇気を持っていました。出さない手紙を歌に変えて、過去の蠢きを色彩豊かな奇跡へと変えていく再生の物語に、深い感動を覚えます。