永い時を刻むのは
鐘の鳴らない時計の針
守り続ける君の輪郭
見つけて立ち止まった
呪いに怯えながら
凍てついた翼をなぞれば
幾千の月日に
取り残された哀しみを解き放つ
永遠をめぐる君の世界に
いつか集めた言葉を手渡そう
心を繋いだ記憶から
僕だけが消えるとしても
淡い夢の先に吹く風は
やがて花をも散らす
歩き続けた道が途切れて
僕の時間は尽きた
終わりに辿り着けば
ささやかな自由を得られる
幾千の別れに慣れすぎた君の涙を
僕の手が希望(ひかり)に変える
ここを飛び立てば
また物語が繰り返すとしても
震えた目蓋を閉じた瞬間
愛したはずの世界は崩れて
羽ばたいた君の白い翼が
僕の願いを連れ出す音がした
今はこの声を失くしても
僕はまだ君を想う
[ Romaji ]
時を超越した深い愛と、自らを犠牲にしてでも大切な人を守ろうとする崇高な献身に胸を打たれました。以前は果てしない孤独に心を凍らせていましたが、現在は切なる祈りを翼に託し、愛する者の未来を優しく包み込んでいます。静かな覚悟を秘めた繊細な筆致が、誠に感動的でした。切なさを乗り越えて羽ばたく姿に、真の強さを感じます。