南部盆唄の一言メモ
故郷の夏を彩る賑やかな祭囃子と、人々の威勢の良い掛け声が響き渡る情景に、胸が踊るような懐かしさを覚えました。かつては人目を気にして恥ずかしがっていた乙女も、現在は夜明けを告げる鳥の声が聞こえるまで、無我夢中でステップを刻み続けています。年齢を重ねても枯れることのない情熱を、雀の如き奔放な魂に例えて謳い上げる心意気が非常に粋で、伝統の持つ底力を感じました。恋の駆け引きを楽しみながらも、日常の制約を忘れて踊りに没頭する刹那の自由が、鮮やかに描かれています。土地に根ざした力強いリズムに乗せて、明日への活力を分かち合う様子が、夏の夜空に輝く大輪の花火のように眩しく咲き誇っておりました。