黄昏(たそがれ)はパールカラーに
初秋(しょしゅう)の街を 染めてゆく
一枚の片道切符
連れていって 終着駅へ
逢いたくて 痛いほど
お願いどうか抱きしめて
あなたの胸に飛び込みたいの
一秒だって惜しいから
瞳を走る コスモスの街道(みち)
急いで ロマンス急行
夕闇(ゆうやみ)が列車を包む
車窓(しゃそう)に滲(にじ)む 街灯り
旅したい隣の席で
触れた指を そっと隠して
逢いたかった 嬉しいと
お願いどうぞ受けとめて
あなたがくれた約束さえも
一秒ごとに過去になる
夜空に架(か)かる 星屑の銀河(みち)
急いで ロマンス急行
あなたの胸に飛び込みたいの
一秒だって惜しいから
夜明けに続く 枕木の道
このまま ロマンス急行
[ Romaji ]
秋の訪れと共に色づく景色の中を、募る恋心を乗せて突き進む一途な情熱に触れ、甘酸っぱい高揚感を覚えました。かつては指が触れ合う距離でさえ戸惑いを感じていましたが、現在は一刻も早く愛しい人の懐へ飛び込みたいという切実な願いを胸に、鉄路を駆け抜けています。移ろいゆく車窓の風景さえももどかしく思えるほど、加速度的に高まっていく思慕の念が非常に愛らしく、ひたむきな純真さを感じました。過ぎ去る時間を惜しみながら、銀河の下で約束の場所を目指す光景が、ドラマチックな輝きを放っています。夜を徹して走り続ける列車の振動と呼応するように、高鳴る鼓動を抑えきれない様子が、ロマンチックな旅路を鮮やかに彩っておりました。