人混みの中で君に似た人がいた
キャメルのロングコート
あの日の夜も確か着てた
すれ違いざま(すれ違いざま)
振り返りたい(振り返りたい)
僕が愛した君か知りたくて…
人違いだと(人違いだと)
すぐに気づいた(すぐに気づいた)
腕が覚えてる それじゃない
忘れられない 君のパヒューム(パヒューム)
今でも思い出してしまう 名前も知らぬ
甘い香りさ(香りさ)
どこに行ったら 君に会えるのだろう?
タクシーの中で急に黙り込んだ
僕がいけなかったんだ
それからずっとぎこちなくて…
引き留めようと(引き留めようと)
電話したけど(電話したけど)
何も言えずに留守電を切った
知らず知らずに(知らず知らずに)
探してしまう(探してしまう)
胸に置き忘れた I love you!
抱きしめ合った 僕の匂いは(僕の匂いは)
ねえ 君は覚えてるだろうか?
禁煙前の薄荷烟草か(烟草か)
君を愛した 微かな汗の匂い
忘れようって 何度もしたけど
君以外 愛せなくなった
忘れられない 君のパヒューム(パヒューム)
今でも思い出してしまう 名前も知らぬ
甘い香りさ(香りさ)
どこに行ったら 君に会えるのだろう?
[ Romaji ]
街角の雑踏で不意に漂った懐かしい香りをきっかけに、凍りついていた恋慕が鮮やかに蘇る切なさに深く共鳴いたしました。自分を責め続けて立ち止まった過去の記憶が、すれ違う他人の姿に投影されて激しく波打っています。消したくても消去できない身体的な記憶の鋭さに圧倒されました。理屈では割り切れない未練を抱え、ただ面影を追い求めて彷徨う魂の彷徨が痛々しいほど純粋に響きます。他では替えのきかない唯一の存在を証明するかのような芳香が、閉ざされた心に一筋の希望と苦悶を同時にもたらしました。かつて分かち合った温もりさえも、今は切ない名残として漂っています。戻れない時間を慈しみながら、たった一人を思い続ける一途な情熱に強く心を打たれました。一途な想いが静かに溢れています。