拾い集めてまた
抱え切れずに零して
揺れてる私はきっと 魂よ
夜明けを嫌う世人
悦ぶ振りをして
紛れるあの子はきっと 悲しいの
古びたこの愛は今
彷徨って
靡いたあの髪は今
現の上
眼を閉じれば
その貌のオーラに迷う
夢を視てる
夢を観てる
夢を診てる
夢を見てる
拾い集めてまた
食べ切らずに残して
穢れる私をそっと 洗い流して
旗振る哀れな世人
悲しむ振りをして
壊れるあの子がきっと まともなの
伝うは導き
過ちの譜
善き嘘も愛そう
愚かであれど
まだ夜に迷いし
眠れる恋よ
夢を視てる
夢を観てる
夢を診てる
夢を見てる
流れた血は
ガイアに還る
離れた気は
ヨリを戻して
引っ掻いた傷が
どこかは忘れて
私は還る
ガイアに還る
流れた血は
いつかは枯れる
離れた気は
巡り巡って
擦った眼が
あの日に戻って
我らは帰る
ガイアに帰る
[ Romaji ]
夜の深さと大地の循環を思わせる言葉の連なりに引き込まれ、静かな震えが胸中で広がります。現在も揺れ続ける感情が描かれていて、その不安定さがかえって誠実に響きました。過去に抱えていた痛みが確かに存在していたことを思い出し、そこから立ち上がろうとする意志が見えたときは救われる気持ちになりました。象徴的なイメージが幾重にも重なり合い、個々の断片がやがて一つの循環を示しているように受け取れます。言葉の選び方が詩的でありながらも生々しさを失わず、終盤に向けて静かに強さを増していったのが印象的でした。