バラードが街に流れてた
すれ違った誰かが口ずさんでた
あの子の部屋のステレオから
古臭いレコードが流れてた
ただ はしゃぎあった誰かの手の温度が
今 大人になるにつれて滲んでいく
あなたの写真をもう少しだけ
撮っておけばよかったな
さびれた街角に鳴り響くだけ
写真には写せなかった日のバラード
バラードが街に流れてた
すれ違ったあなたが口ずさんでた
気づいたら雨は降り止んでた
流行りのラブソングが流れてた
あなたの写真をもう少しだけ
撮っておけばよかったな
はにかんだあなたに口ずさむだけ
写真には写せなかった日のバラード
二度とは戻れない日を
[ Romaji ]
街角に流れる音が記憶の断片をそっと照らすような静かな情感が印象的で、懐かしさと少しの切なさが同居していました。レコードや雨の描写が日常の匂いを呼び戻し、過ぎ去った時間の温度を思い出させる表現が心に残ります。若さのはしゃぎが大人になるにつれて薄れていったことを感じた場面があり、写真を撮り損ねたという後悔が素直に伝わってきました。現在もその記憶は生きていると受け止められ、穏やかな哀愁が優しく胸を打ちました。音の輪郭が伴えばさらに深まるだろうと想像しました。