化石になってしまいそう
僕ら空棘魚
二人で息をしてたら
話し足りないから
そろそろ行こうか
話し終わるにはまだ時間がいるから
あと少しだけ待ってて
あの日渡した、私の言葉
返さないのは
酸素が足りないから
一粒じゃなくて、
いや二粒じゃなくて、
僕ら空棘魚
二人で息をしてたら
呼吸も足りないから
そろそろ上がろうか
いつか話してみるよ
そんな独り言。
[ Romaji ]
二人だけの呼吸が生む緊張と親密さを繊細に描いていて、短い言葉の中に深い間合いが宿っていました。化石めいた閉塞感と、まだ語り尽くせない欲求が同居しており、過去の断片がふと蘇った場面がありました。今も続く未完のやり取りが胸に触れますし、抑制された語り口がかえって真実味を増していました。静かな切実さが優しく伝わってきます。