もどりたいの一言メモ
幼い日のやわらかい時間に戻りたいという切実な願いが伝わってきて、胸がぎゅっとなりました。過去に選べなかったことや失ったものを思い出して、どうしても取り戻せない寂しさを抱えていたのだろうと感じましたが、その経験が今の感受性を育ててきたのだとも思えました。現在は戻れないと知りながらも、無邪気だった自分や決める前の自由さを求める気持ちが強くて、選択を迫られるたびに戸惑いが生まれていた場面が目に浮かびます。時には逃げたくなった過去もあったはずで、そうした弱さを抱えながらも前へ進もうとする意志が見えました。言葉はやさしくて分かりやすく、子どもでも想像できる情景が広がります。遠く別の場所へ行きたいという願いは痛みと希望が混ざったものでしたが、結局は今を生きる決意が強まっているのが救いに感じられました。